【格安SIM教えます。】本当におすすめの格安SIMはコレ!データ通信量別のNo1と選び方を教えます。
どの格安SIMを選べばよいのか悩んでいる人向けに格安SIMを全力でわかりやすく解説します
この記事では2016年から格安SIMを使い始め、6社も使い歩いた格安SIM専門家が実際の体験と評価付けを元に、通信量別に本当におすすめの格安SIMと格安SIMの選び方を紹介します。
どの格安SIMにしようか悩み色々調べた方は「なかなかコレだと思える格安SIMがわからない」と思うことはないでしょうか。
それは当然で格安SIMはそれぞれ様々な特徴があり、比較することが非常に難しいです。
そのため全て一律に横に並べて単純に比較しただけのすでにある格安SIMランキングや評価というものは参考になりません。
なぜなら、格安SIMは使う人の使い方や環境によって選ぶべき格安SIMが変わるからです。
万人に、ぴったりと当てはまるような格安SIMは存在しません。
そのためまずは、自身の格安SIMの使い方、重視したい機能、格安SIMの特徴・メリットデメリットを理解することが非常に大事になってきます。
とはいえ、昨今では似たようなプランが多いため判断に迷うと思います。
そこでまずは、冒頭で自信をもっておすすめできる格安SIMを6つ紹介します。迷ったらまずここからご検討いただくと間違いがないと思います。
私の専門知識をすべてこの記事に集約したと言っても過言ではないほどに徹底的に格安SIMについて解説しました!格安SIMについてよくわからないと感じている方はぜひ最後まで読んでください!
この記事の著者
名前 / Name
イケモト(格安SIM専門家)
実績 / Achievements
2016年から格安SIMを利用しておりすでに6社の乗り換えを経験。キャンペーンを活用してここ数年はスマートフォンの通信料を実質無料で使っている。ネットワークエンジニアの経歴もあり、通信を専門としている。
【結論】データ通信量別のNo.1はコレ!超おすすめ格安SIM6選
数々の格安SIMを徹底調査し比較した当サイトが、特にコスパが優れていると思った格安SIMをデータ通信量ごと(1GB~無制限)に先にご紹介します。
なおこちらの紹介は音声通話込みのプランの紹介です。
データ通信と音声通信の違いについてはこちらでご紹介してます。気になった方はどうぞ!
どの格安SIMも良い点がありひとつに絞ることが難しかったですが厳選しました。
【格安】1GBのおすすめNo.1はコレ
【10秒でわかる!】この格安SIMの特徴
- 1GB帯の高コストパフォーマンス
- 通話料が30秒あたり11円(大手キャリアの半額)
- かけ放題オプションを付けることが可能
- 高コスパのかわりにキャンペーンがない
日本通信SIMの通信速度(※平均値・下り速度)
こんな人におすすめ
- とにかく低料金でスマートフォンを利用したい
- 外出時にデータ通信を利用しない
- サブ回線を用意しておきたい
格安SIM名 | 日本通信SIM |
プラン名 | シングル290プラン |
データ通信量 | 1GB |
月額料金(税込み) | 290円 |
【コスパ抜群】3GBのおすすめNo.1はコレ
【10秒でわかる!】この格安SIMの特徴
- 通信品質で考えるとトップレベルのコストパフォーマンス
- 通信品質と料金のバランスが良い
- MNOとしてsoftbank回線を使用しているためつながりやすい
- 契約手数料・解約手数料が無料で乗り換えやすい
LINEMOの通信速度(※平均値・下り速度)
こんな人におすすめ
- 試しに格安SIMを使ってみたい
- 大手キャリア回線の通信品質のまま格安SIMを使いたい
- 通信速度に妥協したくない
- 外出中のお昼時(12時-13時)もスマートフォンをよく利用する
格安SIM名 | LINEMO |
プラン名 | ミニプラン |
データ通信量 | 3GB |
月額料金(税込み) | 990円 |
【コスパ最強】5GBのおすすめNo.1はコレ
【10秒でわかる!】この格安SIMの特徴
- キャンペーンで端末を安く購入することが可能(ほぼ毎月実施)
- 5GB帯の高コストパフォーマンス
- 翌月末までデータ繰り越し・データシェアなどの基本オプションが充実
IIJmioの通信速度(※平均値・下り速度)
こんな人におすすめ
- 回線の乗り換えと同時に新しい端末が欲しい
- 家族で契約を検討している
- 3GBでは足りず10GBでは多すぎる
格安SIM名 | IIJmio |
プラン名 | 5ギガプラン |
データ通信量 | 5GB |
月額料金(税込み) | 990円 |
【万能な使い勝手】10GBのおすすめNo.1はコレ
【10秒でわかる!】この格安SIMの特徴
- 10GBの最強プラン
- ひと月70分の通話料無料 or 1回5分までの通話無料が標準搭載
- 通話料が30秒あたり11円(大手キャリアの半額)
- 高コスパのかわりにキャンペーンがない
日本通信SIMの通信速度(※平均値・下り速度)
こんな人におすすめ
- データ通信も通話もよくする
- 無駄なオプションが不要な人
格安SIM名 | 日本通信SIM |
プラン名 | みんなのプラン |
データ通信量 | 10GB |
月額料金(税込み) | 1,390円 |
【間違いないサービス】20GBのおすすめNo.1はコレ
【10秒でわかる!】この格安SIMの特徴
- トップレベルのコストパフォーマンス
- MNOとしてドコモ回線を使用しているためつながりやすい
- 1回5分までの通話無料が標準搭載
- 契約手数料・解約手数料が無料で乗り換えやすい
ahamoの通信速度(※平均値・下り速度)
こんな人におすすめ
- 大手キャリア回線の通信品質のまま格安SIMを使いたい
- 通信速度に妥協したくない
- 外出中のお昼時(12時-13時)もスマートフォンをよく利用する
- 電話をよくかける
- 外出時にデータ通信をよく利用する
格安SIM名 | ahamo |
プラン名 | ー |
データ通信量 | 20GB |
月額料金(税込み) | 2,970円 |
【ストレスフリー】無制限のおすすめNo.1はコレ
【10秒でわかる!】この格安SIMの特徴
- データ通信無制限の最強コスパプラン
- 3Mbpsの速度制限+お昼の時間帯に32kbpsの速度制限
- オプション(+198円)で24時間mineo通常速度で利用可能
mineoの通信速度(※平均値・下り速度)
こんな人におすすめ
- 家にインターネット回線を引いていない
- たくさんデータ通信を使う
- 外出時の昼の時間帯にデータ通信を利用しない
- お昼にスマホを使わない
- 必要最低限の通信速度のみで問題ない
格安SIM名 | mineom |
プラン名 | マイそく プレミアム(最大3Mbps) |
データ通信量 | 無制限 |
月額料金(税込み) | 2,200円 |
それでは以下より、格安SIMの特徴、選び方などを詳しくご紹介します。
格安SIMを選ぶ上で絶対に知っておきたいポイント6選
はじめて格安SIMに乗り換えるときは、格安SIMにしてしまって大丈夫だろうか?後悔しないかな?
と不安に感じると思います。なぜならば格安SIMは、すでに名前に格安とついているため、「格安=品質が悪い」と自然と感じてしまうからです。
しかし近年の格安SIMはびっくりするくらい品質が良くなってきています。
その理由を、格安SIMを選ぶ時のポイントとあわせて詳しくご紹介します!
格安SIMに乗り換える前にまず知っておきたいポイントは以下の6点です。
格安SIMに乗り換える前に知っておきたいポイント
格安SIMを選ぶ上でまず知っておくべきことはMNOとMVNOです。
MNOの特徴
- 自身の設備のネットワークを使っているため、通信速度が速くてつながりやすい
- 自身で通信設備を用意・維持しなければならずコストがかかるため、料金が高い
MVNOの特徴
- 自身で設備を用意する必要がないため、料金が安い
- ネットワークはレンタルしているため、混雑時は遅延するなど制約があり通信速度が遅いときがある
MNOとMVNOの図解
MNOとMVNOによる格安SIMの分類
MNOが運営している格安SIMか、MVNOが運営している格安SIMかで通信速度と料金が大きく変わります!自分はまず安さを重視するか、通信速度を重視するかを選ぶとおのずと選ぶべき格安SIMが見えてきます。
MNOの場合は、その自身の回線のみしか使えませんが、MVNOの場合は回線をレンタルしているため、回線を選ぶことが出来る場合があります。
俗にいう「ドコモ回線」「au回線」「ソフトバンク回線」のことです。
※楽天モバイルはまだMVNOへネットワーク回線のレンタルを始めていません。(法人向けに一部開始しています)
この回線の主な違いは、以下の2つです。
回線による違い
- SIMロックにより利用できる回線が制限されている
- 回線によって通信エリアが異なる
SIMロックにより利用できる回線が制限されている
※2021年10月1日以降に端末を購入した場合はSIMロックはかかっていません!
SIMロックがかかっていない場合は、本項目をスキップしてしまって大丈夫です。
もし2021年10月1日より前にキャリアで端末を購入した場合はSIMロックがかけられている可能性があります。
以下の手順で簡単にSIMロックがかけられているか確認できます。
SIMロックの確認方法
- iPhoneの場合:「設定」-「一般」-「情報」に進み、「SIMロック」に「SIMロックなし」と表示されていれば、SIMロック解除ができています
- Androidまたはそれ以外の端末の場合:iPhone以外の場合はすぐに確認することができないため、利用している各キャリアのページで確認してください。
下部に記載している「SIMロック解除の手続き先」で確認できます。
SIMロックがかかっている場合、端末を購入したキャリアに該当する回線を選択する、もしくはSIMロックの解除の手続きをする必要があります。
SIMロックの解除は無料で店舗に行く必要もなくWebから行えますので、今後格安SIMを利用する場合はぜひ早いうちからSIMロックを解除してしまいましょう。
SIMロックを解除することで自由に格安SIMを乗り換えることが出来るようになりますよ!
SIMロック解除をすることで自由に格安SIMを使えるようになります!まだ解除していない人はぜひ解除しましょう!
回線によって通信エリアが異なる
回線によって通信エリアが異なります。つまり回線によって場所ごとにつながりやすさが異なります。
通信エリアはそれぞれキャリアの公式ウェブサイトから確認することができます。
気になる方は事前に確認してみると良いでしょう。
ただ、4Gの人口カバー率を見るとそこまで大きな違いはありません。そのためMVNOの格安SIMを契約するときに回線で迷った時はお好みで問題ありません。
しかし基地局数では以下のようになります。
キャリア | 4Gの基地局数 | 5Gの基地局数 |
---|---|---|
ドコモ | 259,536 | 19,176 |
au | 196,101 | 18,041 |
ソフトバンク | 171,940 | 39,051 |
4Gの基地局数でみるとドコモが圧倒的に多く、離島や山間部では比較的ドコモがつながりやすいと言えそうです。
また5Gの基地局はソフトバンクが力を入れていることがわかるため、今後5Gに期待しているのであればソフトバンクもよさそうです。
しかし、ドコモ、au、ソフトバンクはすでにいずれも十分な基地局を有しており、基本的に差はないと考えてしまって問題ありません。
SIMロックはすでに解除されている(かかっていない)場合で、回線選びに迷った際は単純にお好みで選んでしまって大丈夫です。
格安SIMにいざ乗り換えるとなると、通信速度が遅くなるのではないか?と誰もが気になると思います。
ご安心ください!結論から言うと、最近の格安SIMはどれを選んだとしても遅くて使い物にならない!ということはありません。
MNOのキャリアの場合、通信速度が遅いと感じることはありません。(私は一度もありませんでした)
しかし、MVNOのキャリアの場合のみ以下の条件で通信を遅いと感じるときがあります。この条件でデータ通信を行うか、行わないか、データ通信を行ったとしても多少の遅さを許容できるか、によって通信速度の選び方が変わります。
MVNOを利用していて通信速度が遅いと感じるとき
- お昼(12:00-13:00)の時間帯
- 電波の届きにくい場所(地下、ビルの奥)
※筆者の今までの経験における体感です
そしてどのくらい遅くなるのか?は住んでる場所や普段使う時間帯によっても変わるためまずは試して使ってみる、ことをおすすめします!!
格安SIMは簡単に乗り換えられることも大きなメリットです。MVNOのキャリアを試しに使ってみてやはり遅くて使いずらい、ということであればすぐにMNOのキャリアに乗り換えることができます。まずは試してみると良いでしょう!
格安SIMの下り平均速度ランキング
しかし、たくさんある格安SIMのうちどこが一番早いのか気になると思います。SIMNAVIでは客観的なデータ※をもとにどの格安SIMが一番速いのかを一覧にまとめました。
※データ引用元:「みんなのネット回線速度」より直近3か月データ(2024年2月25日時点)
このランキングは下りの通信速度の1日の平均値でランキングにしています。下の表を見ていただくとわかりますが、MNOが運営しているキャリアは順位が上に、MVNOが運営しているキャリアは順位が下になっているのがわかるかと思います。
順位 | 格安SIM名 | 平均 | 朝 | 昼 | 夕方 | 夜 | 深夜 | データ件数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 楽天モバイル | 132.58Mbps | 210.18Mbps | 103.87Mbps | 115.21Mbps | 108.71Mbps | 92.40Mbps | 6,808件 |
2 | UQ mobile | 108.74Mbps | 158.50Mbps | 88.21Mbps | 96.36Mbps | 97.11Mbps | 99.35Mbps | 1,533件 |
3 | povo | 103.88Mbps | 94.50Mbps | 67.11Mbps | 117.56Mbps | 78.70Mbps | 100.84Mbps | 1,349件 |
4 | irumo | 89.01Mbps | 173.82Mbps | 32.65Mbps | 105.81Mbps | 34.55Mbps | 42.30Mbps | 49件 |
5 | Y!モバイル | 88.79Mbps | 119.66Mbps | 62.28Mbps | 87.55Mbps | 53.91Mbps | 138.18Mbps | 914件 |
6 | J:COM MOBILE | 88.39Mbps | 51.89Mbps | 21.70Mbps | 23.64Mbps | 138.81Mbps | 126.94Mbps | 37件 |
7 | ahamo | 84.68Mbps | 95.84Mbps | 48.94Mbps | 91.88Mbps | 60.26Mbps | 81.18Mbps | 1,396件 |
8 | HISモバイル | 76.33Mbps | 123.98Mbps | 28.14Mbps | 84.50Mbps | 195.54Mbps | 85.95Mbps | 126件 |
9 | LINEMO | 65.51Mbps | 78.46Mbps | 57.07Mbps | 70.97Mbps | 49.90Mbps | 61.57Mbps | 594件 |
10 | NUROモバイル | 63.60Mbps | 86.47Mbps | 35.16Mbps | 69.31Mbps | 54.16Mbps | 58.40Mbps | 514件 |
11 | y.u mobile | 50.40Mbps | 82.44Mbps | 32.99Mbps | 28.48Mbps | 44.84Mbps | 64.46Mbps | 158件 |
12 | IIJmio | 48.52Mbps | 60.60Mbps | 15.39Mbps | 39.99Mbps | 53.39Mbps | 60.46Mbps | 762件 |
13 | 日本通信SIM | 46.97Mbps | 69.00Mbps | 12.06Mbps | 46.96Mbps | 60.03Mbps | 90.20Mbps | 607件 |
14 | mineo | 45.23Mbps | 66.42Mbps | 16.84Mbps | 39.95Mbps | 33.81Mbps | 50.14Mbps | 985件 |
15 | イオンモバイル | 40.72Mbps | 49.39Mbps | 2.64Mbps | 60.20Mbps | 47.37Mbps | 51.63Mbps | 78件 |
時間帯詳細: 朝5:00~8:59、昼12:00~12:59、夕方16:00~18:59、夜20:00~22:59、深夜0:00~4:59
なおここでは、下りのデータ通信のデータしか参照していません。なぜならば上りのデータは普段使いではあまり使わない、またキャリアごとに大きな差がでない(どこもだいたい20Mbps~10Mbps)ためです。
快適に使える通信速度の目安
下りの通信速度が50Mbpsといってもピンとこないと思います。どういった利用でどのくらいの通信速度が必要になるのか以下の表にまとめました。
利用用途 | 下り | 上り |
---|---|---|
メール・LINE | テキストのみ:1Mbps 通常:3Mbps | テキストのみ:1Mbps 通常:3Mbps |
SNS(X・Instagram) | 3Mbps | 1Mbps |
Webサイトの閲覧 | 通常:3Mbps 画像が多い場合:10Mbps | 1Mbps |
動画視聴 | 標準画質:3Mbps 高画質:5Mbps~ 4K画質:20Mbps~ | 1Mbps~ |
動画投稿・送信 | ー | 10Mbps~ |
オンライン会議 | 1Mbps~ | 1Mbps~ |
オンラインゲーム | 30Mbps~100Mbps | 30Mbps~ |
最低3Mbpsもあれば十分普段使いが出来るくらいの通信速度で、10Mbpsもあると十分快適に通信できる速度といえます。
そして上の「格安SIMの下り平均速度ランキング」を見ていただくと全ての格安SIMは余裕で10Mbpsは超えていることがわかると思います。つまり今の格安SIMは普通に使う分には全く問題ありません。
一方でお昼の時間帯の通信速度を見てください。他の時間帯の通信速度と比べると明らかに遅くなっていることがわかります。
そのため、格安SIMの通信速度を気にする場合は、お昼の時間帯の通信速度も確認すると良いでしょう。
通信速度が遅くなる原因
今までの説明で通常の格安SIMの利用では通信速度は問題ない、けれども一部の条件で通信が遅くなることがある、ということはご理解いただけたと思います。
では、なぜ通信速度が遅くなることがあるのか?について解説します。
通信速度が遅くなる原因
- 通信の混雑による速度制限
- スマホを使用する場所
- データ通信量の超過による速度制限
※参考:Android Magazine「スマホの回線速度で使われる「Mbps」とは? 快適に利用できる目安、遅くなる原因と速度の改善策を紹介」
お昼に遅くなる原因は、通信の混雑によるものです。特にMVNOの場合はMNOからネットワークをレンタルしているため混雑時は遅くなります(MNOのユーザーが優先されるため)。
地下やビルの高層階など電波が届きにくい場所では、データ通信がつながりにくくなり通信が遅いと感じることがあります。これは電波の特性によるもので、MNOとMVNOに差はありません。しかし上記の混雑と組み合わさることで一気に通信速度が遅くなります。
最後にデータ通信量の超過による速度制限です。契約しているデータ通信量を超過すると一切データ通信が出来なくなるわけではなく非常に遅くなります。
データ通信量を超過したときのデータ通信速度は格安SIMごとに異なりますが、ほとんど使えなくなると考えた方が良いでしょう。
格安SIMを申し込む時に「音声SIM」「データSIM」など音声通信ありのSIMにするかデータ通信のみのSIMにするかを選ぶ必要があります。
それぞれのSIMと使える機能の違いは以下の通りです。そこまで複雑ではありません。
音声通話SIM | データSIM | データSIM+SMS | |
---|---|---|---|
電話 | ○ | × | × |
データ通信 | ○ | ○ | ○ |
SMS | ○ | × | ○ |
これらのSIMを選ぶ時の注意事項は、契約した後にSIMの種類を変更するとSIMのカード自体の交換やeSIMの設定変更を行う必要が出てきます。
その他にもプラン変更手数料やSIMの発行手数料が必要になる可能性があるため注意が必要です。
音声通信SIMがおすすめの人
- 格安SIMをメインのスマホにする人
データSIMがおすすめの人
- タブレット端末に使いたい人
- サブのスマホを使いたい人
データSIM+SMSがおすすめの人
- データ通信に加えてSMSの利用が必要な人
- SMSの認証を使う可能性がある人
※SMSは電話番号を用いた認証に使われることがあります。そのためSMSはアプリの認証などで必要になる可能性があります。
もちろんメインのスマホがある場合そちらで認証することは可能です。
音声通話SIMとデータSIMの違いは、「電話回線を利用した音声通話ができるか」になります。ただし、データSIMの場合アプリを利用した通話(LINEやTeamsなど)は可能です。
メインで使っているスマホを格安SIMに乗り換えるのであれば音声通信SIMを選んでおけば間違いありません。
一時期5Gより4Gの方が速いと言われることがありました。それはなぜか?答えは単純で5Gの基地局がまだ少なく5Gがつながりにくい場所では、5Gと4Gを切り替えながら通信するため結果として遅く感じることがあった、というのが理由です。
しかし、近年5Gの基地局の数は十分増えてきましたので以前のように5Gって意外と遅い?つながりにくい?ということはなくなるでしょう。
過去1年で5Gの基地局の数は倍以上に増えています。今後も各キャリアは基地局の数を伸ばしていくと思いますので、5Gの通信品質は向上していくと考えられます。
また4Gと5Gの違いは以下の通りです。
4Gと5Gの違い
- 通信速度
5Gは4Gの10倍以上の通信速度になると言われています - データ通信の遅延
5Gは4Gの1/10まで通信の遅延が短縮されると言われています - 同時接続できる端末の台数
5Gは4Gと比べて10倍近く同時に端末が接続できるようになると言われています
まとめると5Gになることで4Gに比べ通信速度が速くなり遅くなりにくくなるといえます
格安SIMを選ぶ時に5Gがオプションについていることがありますが、基本的にどの格安SIMも無料で5Gは利用できます。
すでに十分5Gの基地局は増えたため4Gの方が速いということはほとんどなくなったはずです。
そのため自分のスマホが5Gに対応していれば迷わず5Gを利用してしまって問題ありません。
ただし山の奥や離島など特殊な環境下においては一部4Gの方が速い可能性はあります。
格安SIMはオンライン販売が主流で店頭がないからサポートが弱い、と考えている人が多いと思います。
しかし、実はそんなことありません!近年オンラインサポートが充実してきており、そこまで心配する必要はありません!
近年は以下の2つの方向で格安SIMのサポートが充実してきています。
- オンラインサポートが手厚い
- 店舗でサポートを受けられる格安SIMもある
オンラインサポートが手厚い
まずオンラインサポートでは、以下の方法でサポートが受けられるところが大半です。
オンラインサポートの種類
- オンライン通話サポート(画面共有あり)※パソコンかタブレットで接続する必要あり
- 電話サポート
- チャットサポート
- メールサポート
すべての格安SIMでこれらの方法でサポートにつなぐことが出来るわけではないのでサポートを気にする方は事前にどのようにサポートを受けることが出来るかは確認するようにしましょう。格安SIMも店頭がない分サポートが劣ることは認識しており、その穴埋めをしようと、電話の受付を年中無休で受け付けたり、画面共有をしながら案内できるようにしたりとオンラインサポートをだいぶ手厚くしています。
店舗でサポートを受けられる格安SIMもある
また最近は少しずつですが店舗がある格安SIMも増えてきています。比較的店舗数が多くサポートが受けやすい格安SIMを以下表にまとめました。
格安SIM名 | 新規契約 | 機種変更 | 契約後サポート※ |
---|---|---|---|
楽天モバイル | ○ | ○ | ○ |
Y!モバイル | ○ | ○ | ○ |
UQモバイル | ○ | ○ | ○ |
mineo | ○ | ○ | ○ |
IIJmio | ○ | ○ | × |
イオンモバイル | ○ | ○ | ○ |
ただ、格安SIMではスマートフォンの操作などサービス外のことまでサポートしている格安SIMはほとんどありません(一部有料サポートはあります)。そのためスマートフォンの操作に不安がありサポートを受けたいといったような、希望がある場合は格安SIMではなく大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)と契約したほうが安心でしょう。
私も過去契約周りで何度かサポートへ電話で問い合わせたことがありますが、特段困ることもなくすぐに対応してもらった記憶があります。普通にスマートフォンの操作を出来る人であればそこまで格安SIMのサポートを不安視しなくても大丈夫です!
格安SIMのおすすめ機能・オプション・キャンペーン
格安SIMはシンプルなプランが多く余計な機能やオプションが入っていないことがほとんどです。しかし各社差別化を計るためいくつか便利な機能やオプションを備えていることがあります。
ぜひ知っておいて欲しいおすすめの格安SIMの便利機能とオプションをご紹介します!
また、格安SIMではよくキャンペーンを行うこともあります。少しでもお得に契約するためにはある程度格安SIMのキャンペーンについて理解しておくと良いでしょう。
格安SIMのキャンペーンの種別とおすすめの購入時期についてもご紹介します!
データ通信量の繰り越し
データ通信量の繰り越しは、その名の通り当月に余ったデータ通信量を翌月に繰り越すことができる機能です。
例えば、5GBの契約をしており実際使用したデータ通信量は4GBで1GB余ったとします。この場合、余った1GBを翌月に繰り越し、翌月は6GBまで利用できるようになるというものです。
毎月の使用するデータ通信量が一定であれば良いのですが、外出した回数で月ごとにデータ通信の使用量に差が出てくると思います。あまり外出しなかったときに余ったデータ通信量を繰り越せるこの機能はあると大変便利です。
しかし、意外とこのデータ通信量の繰り越し機能を備えている格安SIMは少ないです。このデータ通信の繰り越し機能を備えている主要な格安SIMを下の表にまとめてみました。
格安SIM名 | 繰り越しの有効期限 |
---|---|
UQモバイル | 翌月末 |
Y!モバイル | 翌月末 |
mineo | 翌月末 |
NUROモバイル | 翌月末 |
IIJmio | 翌月末 |
イオンモバイル | 翌月末 |
J:COMモバイル | 翌月末 |
y.u mobile | 無期限(100GBまで) |
このデータ通信量の繰り越し機能は無料で提供されています。
やはりあると嬉しい機能ですが、必須かどうかといわれると難しい機能です。
まずは通信速度と料金を軸に格安SIMを選び、最後の比較でこういった機能で差をつけて考えると良いでしょう。
こんな人におすすめ
- 毎月データ通信量を使いきれない人
- たまに旅行などでたくさんデータ通信を使う人
ただし、データ通信量が余るということは本来そこまでデータ通信を利用していないことになるため、どうしてもデータ通信量が足りない!というときは追加で1GB購入することが出来ます。普段は安く抑えて、必要なときは購入する、という考え方もお得にすることが出来ますので考え方次第かもしません。
筆者の利用紹介
ちなみに筆者は現在(2024年3月)IIJmioを使用しており、このデータ繰り越し機能によってデータ通信量があふれている状態が続いてしまっています笑
たまにデータ通信量を多く使う月もありますが、それよりも繰り越しているデータ量の方が多いのです。私の場合ギガプランの5GBを契約しているのですがすでに毎月5GB繰り越してしまっていて毎月10GBまで利用できるようになってしまっています。
正直私の場合はここまで利用しないので、もう少しデータ通信量を少なくして更に料金を安くできないかとまた乗り換えを検討しています。
ただIIJmioは5GBで月額990円(この時点でかなりコスパがいいのです)、更にこのデータ繰り越し機能をはじめとした様々な便利機能も搭載されているので、乗り換え先に悩んでしまっています。嬉しい悲鳴ですね。
データシェア機能
データシェア機能は、複数人でデータ通信量を共有することができる機能のことです。
そもそもプランとして複数人で共有するプランと、同一契約内でデータ通信量を分け与えあうことが出来るプランと2種類があります。
データシェア機能の良いところは、データ通信量は多ければ多いほど1GBあたりの料金は安くなるため、複数人で大容量を契約することで一人当たりのデータ通信量の金額を下げることが出来ます。
一方でデメリットとしては、複数人でデータ使用量を確認しなければならないため共有している人たちで利用量を調整する手間があります。
ただこのデータシェア機能を提供している格安SIMは、数が少ないため選択肢が少ないといったデメリットがあります。
格安SIM名 | シェアできる人数 | 料金 | 条件 |
---|---|---|---|
IIJmio | 最大10人 | 無料 | 同一契約内でシェア可 |
イオンモバイル | 最大5人 | 2~3人目:220円 4~5人目:440円 | 同一契約内でシェア可 |
mineo | 最大10人 | 無料 | 条件なし |
こんな人におすすめ
- 家族で格安SIMを利用する人
- 毎月のデータ通信の利用量が変わる人
IIJmioとイオンモバイルは同一契約内でしかシェアができませんが、mineoは「シェアメンバー」に登録してしまえば誰とでもデータ通信量を分け合うことができます。
データシェアが出来るとこれも柔軟にデータ通信を利用することができるので便利な機能ですね。
通話かけ放題
格安SIMによっては通話かけ放題のオプションを用意しているところもあります。この通話かけ放題のオプションは有料となっていることがほとんどです。
また現在主流の通話かけ放題オプションは5分かけ放題となっており、5分は1回の通話時間を表しています。通話合計時間ではないので、何回かけても5分以内ならかけ放題というのがうれしいですね。
ちなみにですが、日本の平均通話時間は約4分15秒です。そして日中帯は通話時間は短く深夜帯は通話時間が長い傾向にあります。
深夜の長電話はLINEなどのアプリを利用すれば無料で通話できますので、日中帯の通話時間だけに着目すると5分の通話かけ放題があれば十分そうだと言えます。というより5分あっても長いかもしれませんね。
この平均通話時間を参考に5分通話かけ放題のオプションが作られたのでしょう。
平均通話時間 | 6時~20時の 平均通話時間 | 20時~6時の 平均通話時間 |
---|---|---|
約4分15秒 | 約2分45秒 | 約6分53秒 |
また以下の表に格安SIMの通話かけ放題オプションの料金を比較してみました。
格安SIM名 | 5分かけ放題 | 10分かけ放題 | 無制限かけ放題 | 条件 |
---|---|---|---|---|
楽天モバイル | ー | ー | 無料 | アプリ利用 |
ahamo | 無料 | ー | 1,100円 | ー |
irumo | 880円 | ー | 1,980円 | ー |
povo | 550円 | ー | 1,650円 | ー |
LINEMO | 550円 | ー | 1,650円 | ー |
UQモバイル | 550円 | 880円 | 1,980円 | コミコミプラン以外 |
Y!モバイル | ー | 880円 | 1,980円 | ー |
mineo | ー | 550円 | 1,210円 | ー |
IIJmio | 500円 | 700円 | 1,400円 | ー |
日本通信SIM | 390円 | ー | 1,600円 | シンプル290プランの場合 |
NUROモバイル | 490円 | 880円 | 1,430円 | ー |
HISモバイル | 500円 | ー | 1,480円 | ー |
J:COMモバイル | 500円 | ー | ー | ー |
イオンモバイル | 550円 | 935円 | 1,650円 | ー |
y.u mobile | ー | 550円 | 1,400円 | アプリ利用 |
もうすでに各社すべてでかけ放題オプションが用意されていました。よく通話をする人に取ってはありがたいですね。
そしてかけ放題オプションを付けるうえで注意したいことが一つあります。それは全ての通話にこのかけ放題オプションが適用できるわけではないことです。
以下のような通話の場合、通話かけ放題の対象外となるため注意しなければなりません。
通話かけ放題の対象外
- 110/119などの緊急通報
- 3桁番号、4桁番号
- フリーダイヤル、ナビダイヤルなどの電話サービス
(0120、0800、0180、0570、0990から始まる電話番号への電話) - 国際電話、海外での電話
- その他各社で指定している特定の電話番号
筆者の利用紹介
筆者はこの通話かけ放題オプションは利用していません。
というのも意外に問い合わせするときの電話はナビダイヤル(0570からは始まる電話番号)になることが多く、通話かけ放題オプションの対象外となるからです。
特に以下の月では、通常の通話は1回もせずナビダイヤル宛の電話だけでした。
こうなると通常の通話をしなかったとしてもかけ放題オプションの金額がかかってしまうため余計に料金がかかってしまうところでした。
通常の電話をよくするかしないかで通話かけ放題オプションをつけるか判断しましょう。
キャンペーンの活用
格安SIMはよくキャンペーンを行っていることがあります。キャンペーンを活用することでお得に格安SIMを利用できますのでぜひ狙えるようであればキャンペーンも活用しましょう!
キャンペーンは、以下の5つの分類に分けられます。
- キャッシュバック還元
- 月額料金割引
- 端末割引
- 事務手数料無料
- データ容量追加
④事務手数料無料と⑤データ容量追加は、金額で考えるとあまり大きくありません。できれば①キャッシュバック還元②月額料金割引③端末割引のキャンペーンを活用したいです。
私の個人の経験に基づく指標ですが、キャンペーンに5,000円以上の価値があるのであれば十分活用すべき(そのタイミングで契約すべき)と考えています。
例えば、月額料金が990円で半年間だけ無料になるキャンペーンだと約6,000円の価値があります。
このキャンペーンの場合、私でしたらすでにお得と考えて他のキャンペーンは待ったりせずにすぐに乗り換えます。
今まで格安SIMのキャンペーンはいくつか見てきましたが、キャッシュバック還元や月額料金割引のキャンペーンを利用できると直接お得を感じられるのでおすすめです。
一方で、キャンペーンを一切やっていない格安SIMもあります。そういった格安SIMの場合すでに料金が最安値に近い場合が多いです。(キャンペーンにコストを割いていないため)
そのためキャンペーンを一切やっていない格安SIMを狙って契約する考えもアリだと思います。
また一点注意いただきたいのが、キャンペーンを狙いすぎるがあまり格安SIMへの乗り換えを見逃すことだけはご注意ください。
いいキャンペーンがないからといって少し待っていると、気づいたら半年が過ぎていたということはよくあります。
特に初めの乗り換えの場合、キャンペーンはついてきたらラッキー程度に考えてしまうと良いでしょう。
ココが大事!失敗しない格安SIM選びの最重要ポイント5選
格安SIMを選ぶ時のポイントは、自分が普段使うデータ通信量と自分が求める通信速度です。
このデータ通信量と通信速度でだいたい2-3種類程度に絞り込むことができます。
データ通信量は、簡単で毎月自分が利用している通信量から判断しましょう。
通信速度は、少しでも通信速度が遅れるのが嫌な人はMNOが運営している格安SIMを選び、多少の通信速度の遅延は許容しそれよりも安くしたい人はMVNOが運営している格安SIMを選ぶと良いでしょう。
これで数社に絞り込むことが出来ます。あとは各格安SIMの機能・オプションや細かい値段差で決めると良いでしょう。
また他にも格安SIMを決めたとしても、契約するときに決めなければならないポイントがあります。特に重要なのは次の3つです。
格安SIMを申し込むときのポイント
この契約時のポイントは知識がないと選ぶことが難しいです。それぞれ詳しく解説しますのでそれをぜひ参考にしてください!
データ通信量は、今契約しているキャリアの会員ページから確認しましょう。
各社一覧で確認できるようになっています。
iPhoneやAndroidの設定画面からも確認できますが、キャリアの会員ページの方がはるかにわかりやすいです。
なお、上図の筆者の利用量だと毎月2GB~5GB程度利用しています。だいたい4GBあれば十分で、たまに多く使う月だけ1GBと追加すれば足りそうだといえます。
このように今利用しているデータ通信量から自分にあったデータ通信量を選択しましょう。
また、参考として通信速度ランキングもこちらに掲載してますので悩んだ際に参考にしてください。
通信速度はまずMNOかMVNOにするかでざっくりと決めることができます。
MNOの特徴
- 自身の設備のネットワークを使っているため、通信速度が速くてつながりやすい
- 自身で通信設備を用意・維持しなければならずコストがかかるため、料金が高い
MVNOの特徴
- 自身で設備を用意する必要がないため、料金が安い
- ネットワークはレンタルしているため、混雑時は遅延するなど制約があり通信速度が遅いときがある
少しでも通信速度を早くしたい場合はMNOが運営している格安SIMを、少しでも安くしたい場合はMVNOが運営している格安SIMを選ぶとよいでしょう。
そして、初めて格安SIMに乗り換えを検討していてどのくらいMVNOが遅いかわからず躊躇している方は、まずはMNOが運営している格安SIM(特にahamo、povo、LINEMO)に乗り換えることをおすすめします。
このMNOが運営している格安SIMであれば、大手キャリアと通信品質は変わらないため通信速度が遅く後悔したりすることはありません!
まずは現状より少しでも安くしましょう!一度乗り換えてしまえばまた乗り換えることは簡単なので、キャンペーンを活用して更にMVNOへの乗り換えを考えることをおすすめします。
機能・オプションの一覧
- データ通信量の繰り越し
- データシェア機能
- 通話かけ放題
- キャンペーンの活用
通信速度とデータ通信量から格安SIMを選んだあとは、自分の使いたい機能・オプションがあるか、お得なキャンペーンがあるかで選んでよいでしょう。
ただ、これらの機能・オプションは必須というわけではなく、あればラッキー程度に捉えると良いでしょう。
機能・オプションは、データ通信量と通信速度から自分にあったものを選択していれば大きく後悔することはありません。ここまで来たらあとは好みで選んでしまって問題ありません。
通信回線「ドコモ回線」「au回線」「ソフトバンク回線」は、どれを選んでも大きな違いはないため、完全に自由に選んでしまって問題ありません。
しかし、注意しなければならないのは、「eSIMの対応有無」と「SIM発行手数料」です。格安SIMごとにこの二つは異なる可能性があるため、回線を選ぶ前に事前に確認するようにしましょう。
格安SIM名 | eSIMの対応有無 | |||
---|---|---|---|---|
ドコモ回線 | au回線 | ソフトバンク回線 | 楽天回線 | |
楽天モバイル | ー | ー | ー | ○ |
ahamo | ○ | ー | ー | ー |
irumo | ○ | ー | ー | ー |
povo | ー | ○ | ー | ー |
LINEMO | ー | ー | ○ | ー |
UQモバイル | ー | ○ | ー | ー |
Y!モバイル | ー | ー | ○ | ー |
mineo | ○ | ○ | ー | ー |
IIJmio | ○ | ○ | ー | ー |
日本通信SIM | ○ | ー | ー | ー |
NUROモバイル | ○ | ○ | ○ | ー |
HISモバイル | ○ | ー | ー | ー |
J:COMモバイル | ー | ○ | ー | ー |
イオンモバイル | ー | ○ | ー | ー |
y.u mobile | ー | ー | ー | ー |
格安SIM名 | SIM発行手数料 | |||
---|---|---|---|---|
ドコモ回線 | au回線 | ソフトバンク回線 | 楽天回線 | |
楽天モバイル | ー | ー | ー | 無料 |
ahamo | 無料 | ー | ー | ー |
irumo | 無料 | ー | ー | ー |
povo | ー | 無料 | ー | ー |
LINEMO | ー | ー | 無料 | ー |
UQモバイル | ー | 無料 | ー | ー |
Y!モバイル | ー | ー | 無料 | ー |
mineo | 440円 | 440円 | 440円 ※eSIM未対応 | ー |
IIJmio | 433.4円 | SIMカード:446.6円 eSIM:220円 | ー | ー |
日本通信SIM | 無料 | ー | ー | ー |
NUROモバイル | 440円 ※一部プランは無料 | 440円 ※一部プランは無料 | 440円 ※一部プランは無料 | ー |
HISモバイル | 無料 | ー | ー | ー |
J:COMモバイル | 無料 | 無料 | ー | ー |
イオンモバイル | 無料 | 無料 | ー | ー |
y.u mobile | 440円 | ー | ー | ー |
※SIM発行手数料は契約時の事務手数料とは別に発生するもののみ記載しています
eSIMを使いたい方は当然eSIM対応の回線を選択する必要があります。一方でSIM発行手数料は差があるのはIIJmioだけなのでそこまで気にしなくても問題ありません。
格安SIMを契約するときに選択しなければならないのは、SIMの形式です。
大きくSIMカードとeSIMの二種類があります。
断然おすすめはeSIMです!自分が使っているスマートフォンがeSIMに対応しているか調べる必要がありますが、対応しているのであればぜひeSIMをおすすめします。
SIMカードの特徴
- SIMカードをスマホに差し込む必要がある
- 場合によっては契約終了後に返却する必要がある
- SIMカードを郵送するため利用開始まで時間がかかる
- ほとんどのスマホが対応してる
eSIMの特徴
- プロファイルをダウンロードする必要がある(設定時にwifi回線が必要)
- 本人確認さえ完了すればすぐに利用可能
- 最近のスマホのみ対応している
私がeSIMをおすすめする理由は、乗り換えがしやすいからです!
特にSIMカードが郵送されるまで待たなくて良いですし、プロファイルをダウンロードすればすぐに開通もできます。SIMカードのスロットも開ける必要がないので非常に楽です。
ただ、eSIMには設定の難易度が高いというデメリットがあります。
しかし最近の格安SIMではeSIM設定用のアプリを用意しており、アプリの画面に従うだけで設定を完了することができます。もちろん設定用のアプリがなくともeSIMの設定はできませんが不慣れな方にはあると便利ですね。
格安SIM名 | eSIM簡易設定アプリの有無 |
---|---|
楽天モバイル | ○ |
ahamo | × |
irumo | × |
povo | ○ |
LINEMO | ○ |
UQモバイル | ○ |
Y!モバイル | ○ |
mineo | × |
IIJmio | × |
日本通信SIM | × |
NUROモバイル | × |
HISモバイル | × |
J:COMモバイル | × |
イオンモバイル | × |
もしこのeSIM簡易設定アプリを利用しないでeSIMのプロファイルを設定する場合は、QRコードを読み込みeSIMのプロファイルをダウンロードしスマートフォンの設定画面でeSIMの設定を行う流れになります。
また主要製品のeSIMに対応している機種を載せておきます。自分が使っているスマホがeSIM対応なのかどうかをぜひ確認してみてください!
- iPhoneのeSIM対応機種
-
- iPhone 15 Pro Max
- iPhone 15 Pro
- iPhone 15 Plus
- iPhone 15
- iPhone 14 Pro Max
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Plus
- iPhone 14
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11
- iPhone XS Max
- iPhone XS
- iPhone XR
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone SE(第2世代)
- Androidの代表的なeSIM対応機種
-
Samsung
- Galaxy Z Fold5 SC-55D
- Galaxy Z Flip5 SC-54D
- Galaxy A54 5G SC-53D
- Galaxy S23 Ultra SC-52D
- Galaxy S23 SC-51D
- Galaxy A23 5G SC-56C
- Galaxy Z Fold4 SC-55C
- Galaxy Z Flip4 SC-54C
FCNT
- arrows N F-51C
Sony
- Xperia 5 V SO-53D
- Xperia 10 V Fun Edition SO-52D
- Xperia 10 V SO-52D
- Xperia 1 V SO-51D
- Xperia 5 IV SO-54C
- Xperia 1 IV SO-51C
Google
- Google Pixel 8 Pro
- Google Pixel 8
- Google Pixel Fold
- Google Pixel 7a
SHARP
- AQUOS sense8 SH-54D
- AQUOS wish3 SH-53D
- AQUOS R8 SH-52D
- AQUOS R8 pro SH-51D
- AQUOS sense7 SH-53C
- AQUOS R7 SH-52C
OPPO
- OPPO A79 5G
- OPPO Reno10 Pro 5G
- OPPO Reno9 A
- iPadのeSIM対応機種
-
- 11インチiPad Pro(第4世代)
- 11インチiPad Pro(第3世代)
- 11インチiPad Pro(第2世代)
- 11インチiPad Pro(第1世代)
- 12.9インチiPad Pro(第6世代)
- 12.9インチiPad Pro(第5世代)
- 12.9インチiPad Pro(第4世代)
- 12.9インチiPad Pro(第3世代)
- iPad Air(第5世代) iPad Air(第4世代)
- iPad Air(第3世代) iPad(第10世代)
- iPad(第9世代) iPad(第8世代)
- iPad(第7世代)
- iPad mini(第6世代)
- iPad mini(第5世代)
【後悔しない!】失敗しないためのチェックポイント5つ
格安SIMの普及から始まり、ワンストップMNPやeKYCなどの技術活用により格安SIMはとても乗り換えやすくなりました。
とはいっても格安SIMに乗り換えて後悔しないようにしたいですよね。
格安SIMに乗り換えても後悔しないための見落としがちなチェックポイントを5つご紹介します!
チェックポイント
繰り返しになりますが、通信速度はやはり格安SIMに乗り換えた後に気になるポイントです。
特に格安SIMに乗り換えた人たちへのアンケートでは格安SIMに感じる一番のデメリットは「速度・電波」となっています。
MVNOの場合はMNOにすることで通信速度を改善することはできます。しかしMNOの場合は「ahamo」「povo」「LINEMO」の3つの回線を変える程度しかできません。
※MNOとMVNOの解説は本記事の上部で解説しています
繰り返しになりますが、格安SIMを選ぶ上では通信速度を取るか、料金の安さを取るかどちらを最優先にするかを決めることが一番重要です。
この判断をしておくと乗り換えた後も納得できますのでぜひ見直してみて下さい。
また、参考として通信速度ランキングもこちらに掲載してますので悩んだ際に参考にしてください。
格安SIMの乗り換えは、格安SIMの申し込みをしただけですぐ乗り換えが完了するわけではありません。
意外にも新しい格安SIMでスマホが使えるようになるまでは時間がかかるので注意してください。
乗り換えが完了するまでの一連の流れは以下のようになります。
まず初めに格安SIMを申し込みます。ここでプラン・オプションの選択、MNPの手続きなどを行います。
申し込み後、格安SIMで本人確認を行います。
ここで通常数日かかります。
しかし、最近はeKYC(電子本人確認)により本人確認の時間が短縮され最短で当日確認が完了することもあります。
本人確認後、格安SIMよりSIMカードが発送されます。到着まで数日かかります。
またSIMカードの発送もeSIMの場合、郵送が必要ありません。データをダウンロードすればSIMの設定が完了するため、eSIMを利用することでこちらも時間を短縮することができます。
本人確認完了後、またSIMを受け取り後にSIMの設定と合わせて開通手続きを行います。開通手続きを行うことで昔の回線が閉じ(解約が完了)、新しい回線で通信できるようになります。
開通手続きはだいたい5分~10分もあれば簡単に完了することができます。
ただし、慣れていないと難しいため格安SIMの開通手続きの手順をしっかり確認しながら進めましょう。
この開通手続きのことをAPN設定といいます。この作業を行わないと契約が開始しないため、月末の場合は注意が必要です。
格安SIMを申し込んだらすぐに使えるわけではありませんので注意してください。
特に二重支払いを避けるために月末に昔の回線を解約しようとする場合は逆算して少し前には申し込んでおいた方が良いので注意が必要です。
格安SIMにはいくつか初期費用がかかります。ただ格安SIMによっては無料になっていることもありなかなかわかりづらいため注意が必要です。
ざっと契約時の手数料は0円~4000円程度になると覚えておくと良いです。この手数料がかかる格安SIMほどキャンペーンをやっていることが多く、キャンペーンによる割引(キャッシュバック)と手数料を相殺するように考えるといいでしょう。
また契約時の手数料と同時に解約手数料も押さえておきましょう。しかし近年の法改正により解約手数料はほとんど支払わなくても良いキャリアが増えています。今後は解約時の費用は考慮しなくてもよくなるかもしれませんね。
契約時の手数料
格安SIM名 | 契約事務手数料 | SIM発行手数料 | |
---|---|---|---|
SIMカード | eSIM | ||
楽天モバイル | 無料 | ー ※事務手数料に含まれる | ー ※事務手数料に含まれる |
ahamo | 無料 | ー ※事務手数料に含まれる | ー ※事務手数料に含まれる |
irumo | 無料 ※ドコモショップで3,850円 | ー ※事務手数料に含まれる | ー ※事務手数料に含まれる |
povo | 無料 ※6回線以降3,850円 | ー ※事務手数料に含まれる | ー ※事務手数料に含まれる |
LINEMO | 無料 | ー ※事務手数料に含まれる | ー ※事務手数料に含まれる |
UQモバイル | 3,850円 | ー ※事務手数料に含まれる | ー ※事務手数料に含まれる |
Y!モバイル | 無料 ※店舗で3,850円 | ー ※事務手数料に含まれる | ー ※事務手数料に含まれる |
mineo | 3,300円 | 440円 | 440円 |
IIJmio | 3,300円 | 433円-446円 ※回線により異なる | 220円-433円 ※回線により異なる |
日本通信SIM | 3,300円 | ー ※事務手数料に含まれる | ー ※事務手数料に含まれる |
NUROモバイル | 3,300円 | 440円 | 440円 |
HISモバイル | 3,300円 | ー ※事務手数料に含まれる | ー ※事務手数料に含まれる |
J:COMモバイル | 3,300円 ※Aプランオンライン申し込みのみ無料 | ー ※事務手数料に含まれる | ー ※事務手数料に含まれる |
イオンモバイル | 3,300円 | ー ※事務手数料に含まれる | ー ※事務手数料に含まれる |
解約時の手数料
格安SIM名 | 契約解除料 |
---|---|
楽天モバイル | 無料 |
ahamo | 無料 |
irumo | 無料 |
povo | 無料 |
LINEMO | 無料 |
UQモバイル | 無料 |
Y!モバイル | 無料 |
mineo | 無料 |
IIJmio | 無料 ※最低利用期間(契約月の月末まで)あり |
日本通信SIM | 無料 |
NUROモバイル | 無料 |
HISモバイル | 無料 |
J:COMモバイル | 無料 |
イオンモバイル | 無料 |
MNOは契約手数料は無料、MVNOは契約手数料が3,300円かかります。
MNOは初期費用がかからないため、非常に乗り換えやすいです。通信速度も大手キャリアと変わらないため初めての乗り換え先として最適ですね!
一方MVNOの3,300円という契約手数料は、3GBの月額通信料はだいたい990円であることが多い為、約3か月分の月額通信料といえます。ぜひキャンペーンを活用するなどして実質費用は抑えたい所です。意外に油断して見落としがちな費用なので確認するようにしましょう。
また解約時の手数料は何度も改訂がされており、結果として解約時の手数料や違約金、MNP予約番号の発行手数料などが全て無料になりました。解約手数料は考慮不要なのでありがたいです。昔に比べて格安SIMへの乗り換えがしやすくなりましたね!
MNP予約番号の発行手数料は2021年4月のガイドライン「携帯電話・PHSの番号ポータビリティの実施に関するガイドライン」の改訂により無料となりました。またその後のMNPのワンストップ方式の申請方法が同ガイドラインの2023年5月の改訂により公開され、MNP手続きの簡略化が進みました。
国としてもスマホの通信サービスの乗り換え手続きにかかる費用をなくし、手続きを簡略化することにより各通信事業者の競争を推し進めていると言えるでしょう。
おかげで私たち消費者は、以前よりも安くスマートフォンを使うことが出来き、必要に応じて乗り換えもしやすくなったと言えます。ぜひこのメリットを最大限に活かしたいですね!
契約時の月額料金が満額になるか日割りになるか、
解約時の月額料金が満額になるか日割りになるか、
によって月額料金が二重支払いになるかどうかが変わります。
これにより乗り換え時にかかる費用が変わってくるため気にすると良いでしょう。
現在は契約月は日割りになる格安SIMがほとんどです。しかし、解約月は月額料金が全額請求されてしまうところがほとんどです。
契約時と解約時の日割り計算は、各社あまり差がないためそこまで気にしなくても問題ありません。
契約時・解約時の日割り計算の有無
格安SIM名 | 契約月 | 解約月 |
---|---|---|
楽天モバイル | データ利用量に応じて満額 | データ利用量に応じて満額 |
ahamo | 日割り | 満額 |
irumo | 日割り | 満額 |
povo | 満額 ※トッピング購入日から1か月 | 満額 |
LINEMO | 日割り | 満額 |
UQモバイル | 日割り | 満額 |
Y!モバイル | 日割り | 満額 |
mineo | 日割り | 日割り |
IIJmio | 日割り | 満額 |
日本通信SIM | 満額 ※月末計算ではなく契約時から1か月 | 満額 |
NUROモバイル | 無料 ※契約月のみ無料 | 満額 |
HISモバイル | 満額 | 満額 |
J:COMモバイル | 日割り | 日割り |
イオンモバイル | 日割り | 満額 |
解約時はほとんどの格安SIMで満額請求されてしまうため、乗り換えるときはなるべく月末に解約するようにしましょう!
契約時と解約時の二重支払いに関してはこちらの記事でも解説しています。
格安SIMでは通話5分かけ放題のオプションが6か月間90%割引などのキャンペーンをよく開催していることがあります。
当然お得なのでこういったキャンペーンはぜひ活用したいですが、キャンペーン後もこういったオプションを継続して利用しない場合は、オプションを解約する必要があるため注意が必要です。
以下の図は筆者の通話定額5分がキャンペーンにより、455円のところ373円引きになっている明細です。結果として78円で通話定額5分のオプションを付けることが出来ています。
しかし、キャンペーンが終了するタイミングでオプションをキャンセルすることを忘れており、月額料金がかなり高くなってしまいました。
このようなことがないようにキャンペーンで安くなったオプションは期限が終わるタイミングで解約することを忘れないようにしましょう。
なお、忘れないようにする方法としてスマホのカレンダーの通知機能を活用することをおすすめします!
カレンダーに通知機能が付いていると思いますので、解約したい日の1日前に通知が届くように設定しましょう。
またカレンダーアプリの通知許可設定も必要になるため忘れずに!
私も過去キャンペーンでオプションを契約したことがあるのですが、その後お得な期間を過ぎた後に解約するのを忘れ結局キャンペーンの効果をそこまで受けなかったことがあります。
こういったキャンペーンでオプションも契約する場合は解約忘れに注意しましょう!!
まとめ
この記事ではデータ通信量ごとのおすすめと選ぶ時のポイントをご紹介しました。
また格安SIMに乗り換える前に知っておきたいポイントや選び方についてもご紹介しました。
格安SIMに乗り換える前に知っておきたいポイント
格安SIMを申し込むときのポイント
ぜひこちらの記事を参考に格安SIMに乗り換えてみてください!
ここまで読んでいただいた場合格安SIMを選ぶ時のポイントを理解でき、自分に合った格安SIMを選べるようになっていると思います!ぜひ自分にぴったりな格安SIMを見つけてお得かつ快適にスマートフォンを利用してもらえればと思います。
また初めて格安SIMに乗り換えるときに着目したおすすめランキングも作成しています。初心者でも乗り換えやすいか?に注目してランキングを作成していますので合わせて参考にしてみてください。